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2/8リフォーム産業新聞にGRANDDESIGNが掲載されました。
2021年2月8日発行のリフォーム産業新聞にグランドデザインのVINJOYが掲載されました。
ぜひご覧ください。
〈GRAND DESIGN、3種のリノベ事業で150%増収〉
リフォーム売上約3億9000万円のGRAND DESIGN(栃木県宇都宮市)は、今年で3期目のリノベ住宅事業「VINJOY」が好調だ。年間販売数は約20棟。昨年9月の決算時点で、前期150%の増収だった。
この事業では、顧客の目的に合わせた3つのリノベサービスを提供する。「ヴィンジョイファースト」は土地付きリノベ住宅を再販。約20棟の販売のうち半数を占めている。完全予約制や人数制限など感染対策をして、年間約10棟の完成見学会を開催している。
「ヴィンジョイワンストップリノベーション」は物件探しからリノベまで一括で可能。顧客が所有する家をリノベする場合は「ヴィンジョイオーダーリフォーム・オーダーリノベーション」で対応が可能だ。
居酒屋気分を味わえる家
好調の理由の一つは、住宅のコンセプト設定だ。プランニングを担当する大槻敬子常務執行役は「コロナ禍など、今の事象を見て、デザイン・コンセプトを決めています」と話す。昨年特に反響が大きかったのは「お酒好きのための家」というコンセプトの住宅「GUBI GUVINJOY」。合計23組の見学会参加者のうち、4組が購入申し込み、10組がリノベ相談へと繋がった。
この住宅は、築28年の木造一戸建てをフルリノベしたもの。販売価格は1550万円だ。内装は、キッチン周りがお洒落なバルを意識したデザイン。バーのようなカウンターや酒瓶が置ける壁付け棚などの内装が特徴だ。「コロナ禍で外でお酒が飲めない方の行き場所を作りたいと考えました」と大槻氏。
他にも、LDKに隣接したテレワークスペースや寝ころべる小部屋が特徴のリノベをはじめ、キャットウォークやドッグラン付きなど、ペットと暮らしやすいリノベ住宅なども用意している。「お客様から『リノベはやらないかもしれないけれど、一度見学してみたい』とワクワクしていただけるようなコンセプトを作るようにしています」(大槻氏)
周囲の景観もコンセプト化
「建物だけを見て購入を判断するのではなく、周囲の景色など、立地の環境も含めて判断しています」と大槻氏は話す。
例えば、崖地に建っていた、築39年の平屋の一戸建て。当初は約1000万円で販売されていたが、数年間買い手が付かず、同社が約400万円で購入した。「その住宅の崖下の川付近では、毎年5月に花火大会を開催していました。まだ肌寒い日も多い5月中に家で寝ころびながら花火を見られたら良いと思い、購入をしました」
この住宅のコンセプトは「真正面に花火が見える家」だ。建物の崖側は窓のない和室だったが、改修で大きな開口部を確保し、花火を眺めることができる茶の間を設置した。1880万円で販売し、契約へ繋がった。
同社では、不動産担当のスタッフ2人が探してきた物件を、大槻氏と施工監督が内見する。「不動産担当、プランナー、施工監督の3つの目線で物件を見ています。メリットデメリットを議論し、購入を判断しています」(大槻氏)
VINJOYの住宅は新耐震基準を満たしているため、条件により、すまい給付金や住宅ローン減税を受けることも可能。また、全ての物件に既存住宅瑕疵保険も付く。
「中古住宅を購入される際、住宅の耐久性や強度を不安に思われるお客様もいらっしゃると思います。そういった方にご安心していただきたいと考えています」(大槻氏)
神山周市社長は、リノベ住宅事業を開始した理由をこう語る。「中古住宅にデザインやコンセプトを足してリノベすることで、その住宅が一点ものになった時の喜びは大きいと考えました。こだわりの詰まった中古住宅なら、お客様も周りに自慢したくなるのではないかと思っています」
今後は、デザインなどの種類が決まった定額制のリノベパッケージも開始予定だ。「人材確保のほか、県内外での多店舗展開も考えています」(神山社長)
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▷https://www.reform-online.jp/news/renovation/19014.php